離乳食後期取り分けレシピ10選|時短テクニック

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離乳食後期(9〜11ヶ月)に入ると、赤ちゃんが食べられる食材の幅がぐっと広がります。「毎食べつべつに作るのは大変……」と感じている方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、大人ごはんからの取り分けレシピです。味付け前にサッと取り分けるだけで、赤ちゃん用の一品が完成します。

この記事では、次のことがわかります。

  • 大人の献立からそのまま取り分けられるレシピ10選
  • 月齢9〜11ヶ月に合った食材の柔らかさ・大きさの目安
  • 取り分け調理で失敗しないための3つのポイント
  • 時短に役立つ便利グッズと選び方
  • 栄養バランスを整える簡単なチェック方法

取り分け離乳食の基本ルール|味付け前が鉄則

取り分けレシピで最も大切なのは、調味料を入れる前に赤ちゃんの分を取り出すことです。大人用の味付けは塩分が多く、9〜11ヶ月の赤ちゃんの腎臓には負担がかかります。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」では、離乳食後期の味付けは「ごく薄味」が推奨されています。

具体的な目安は次の通りです。

調味料 1食あたりの上限目安 注意点
しょうゆ 小さじ1/4(約1.5ml) 減塩タイプがおすすめです
味噌 小さじ1/4(約1.5g) だし入り味噌は塩分高めのため注意が必要です
砂糖 小さじ1/2(約2g) 使わなくても素材の甘みで十分です
バター 小さじ1/2(約2g) 無塩タイプを選びましょう
ひとつまみ以下(約0.3g) 基本的に不要です

実際にキッチンで調理していると、つい味付けのタイミングを忘れがちです。コンロの横に「取り分け!」と書いた付箋を貼っておくと、うっかり防止になります。慣れるまでの最初の1〜2週間だけでも試してみてください。

大人ごはんから作る取り分けレシピ10選

記事本文図解(前半)

1. 肉じゃが|野菜ホクホクの定番おかず

じゃがいも・にんじん・玉ねぎを柔らかく煮込んだ段階で赤ちゃんの分を取り出します。牛肉や豚肉は脂身の少ない部位を選び、5mm角に刻みましょう。しょうゆ・みりんを加える前に取り分けるのがコツです。野菜はフォークの背で軽くつぶすと、歯ぐきでもつぶせる柔らかさになります。

2. 味噌汁|だし汁ごと栄養たっぷり

昆布とかつお節で取った天然だしは、赤ちゃんにも安心して使えます。味噌を溶く前に具材ごと取り分けてください。豆腐・わかめ・大根・ほうれん草など、柔らかい具材を選ぶと刻む手間も省けます。1食分の目安は80〜100ml程度です。

3. うどん|つるっと食べやすい主食

茹でたうどんを2〜3cm程度に短くカットするだけで、離乳食後期にぴったりの一品になります。大人用のめんつゆは塩分が高いため、赤ちゃんの分はかつおだし+しょうゆ少々で味付けしましょう。冷凍うどんなら1玉を4等分にして保存容器に入れておくと、1食ずつ使えて便利です。

4. 煮魚|DHA豊富な白身魚がおすすめ

タラ・カレイ・鯛などの白身魚は、離乳食後期の良質なたんぱく源です。煮汁に調味料を入れる前に魚を1切れ取り出し、骨を丁寧に取り除いてほぐしてください。加熱が十分であることを確認してから与えましょう。1食あたり15〜20gが目安です。

5. かぼちゃの煮物|自然な甘さで人気メニュー

かぼちゃはだし汁だけで煮ても十分な甘みが出ます。大人用に砂糖やみりんを加える前に取り分け、フォークでつぶせば完成です。皮は消化しにくいので、赤ちゃんの分は皮をむいてから調理すると安心です。β-カロテンやビタミンCが豊富で、栄養面でも優れています。

6. ハンバーグ|手づかみ食べの練習にも

大人用のハンバーグのタネから赤ちゃん用を小さく成形します。塩・こしょうを加える前のタネを取り分け、直径3cm程度のミニハンバーグにしましょう。玉ねぎはみじん切りにしてしっかり炒め、豆腐を混ぜると柔らかく仕上がります。ソースは不要で、そのままの味で十分です。

7. 野菜スープ|コンソメなしでも旨みたっぷり

キャベツ・にんじん・玉ねぎ・じゃがいもを水から煮込むだけで、野菜の旨みが溶け出したスープになります。コンソメや塩を入れる前に赤ちゃんの分を取り分けてください。具材は5〜7mm角に刻むと、舌でつぶせる柔らかさでも形が残り、噛む練習になります。

8. 炊き込みごはん|一度に栄養が摂れる

鶏むね肉・にんじん・しいたけ・ごぼうなどを炊飯器で一緒に炊きます。赤ちゃんの分は、調味料を減らした別の小さな耐熱容器に具材と米を入れ、炊飯器の中央に置いて同時に炊く方法が便利です。ごぼうは薄くスライスして十分に加熱してください。

9. ポトフ|大きめ野菜をザクザク煮込む

ポトフは素材の味を活かした料理なので、取り分け離乳食との相性が抜群です。大きめに切った野菜とウインナー(赤ちゃんには鶏むね肉で代用)をコトコト煮込み、塩を入れる前に取り分けます。ブロッコリーやカリフラワーを加えると、彩りも栄養バランスも良くなります。

10. 親子丼|卵と鶏肉で良質たんぱく質

鶏もも肉の皮を取り除き、小さめに切って玉ねぎと一緒に煮ます。しょうゆ・みりんを加える前に取り分け、溶き卵を回しかけてしっかり火を通してください。卵アレルギーの確認が済んでいることが前提です。1食あたり卵1/2個・鶏肉15g程度を目安にしましょう。

取り分けレシピの栄養バランスチェック表

記事本文図解(中盤)

離乳食後期は「炭水化物・たんぱく質・ビタミンミネラル」を毎食バランスよく摂ることが大切です。次の表を参考に、1食の献立をチェックしてみてください。

栄養素グループ 1食の目安量 代表的な食材 取り分けしやすいメニュー
炭水化物(エネルギー源) 軟飯90g or うどん60g 米・うどん・パン・いも類 炊き込みごはん・うどん
たんぱく質(体をつくる) 肉15g or 魚15g or 豆腐45g or 卵1/2個 鶏肉・白身魚・豆腐・卵 煮魚・ハンバーグ・親子丼
ビタミン・ミネラル(調子を整える) 野菜・果物合わせて30〜40g にんじん・ほうれん草・かぼちゃ・トマト 肉じゃが・味噌汁・ポトフ
鉄分(不足しやすい) レバー・赤身肉・小松菜を週2〜3回 鶏レバー・牛赤身・小松菜・納豆 レバー入り野菜スープ

実際に1週間分の献立を記録してみると、たんぱく質が鶏肉に偏りがちなことに気づく方が多いようです。魚・豆腐・卵をローテーションに組み込むと、栄養の偏りを防げます。

時短を叶える便利グッズと選び方ガイド

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取り分け離乳食をさらにラクにしてくれるキッチングッズを紹介します。毎日の調理時間を15〜20分短縮できるものばかりです。

ハンドブレンダー|ブラウン マルチクイック5

ブラウン マルチクイック5 MQ535(約5,500円)は、鍋に直接入れてポタージュ状にできるハンドブレンダーです。離乳食初期〜中期はペースト作りに、後期は粗つぶしに活躍します。チョッパーアタッチメント付きなので、ハンバーグのタネ作りにも使えて1台で何役もこなせます。重さ約720gと軽量で、片手で操作できる点もメリットです。デメリットとしては、少量(50ml以下)だと飛び散りやすい点に注意が必要です。

フリージング小分け容器|リッチェル わけわけフリージング

リッチェル わけわけフリージング ブロックトレー(約440円〜660円)は、離乳食の冷凍保存に特化した容器です。15ml・25ml・50ml・80mlの4サイズがあり、後期には50mlと80mlが使いやすいサイズです。底を押すだけで凍った食材がポンと取れる設計で、忙しい朝でもストレスなく使えます。耐熱温度120℃で電子レンジ加熱にも対応しています。

キッチンバサミ|貝印 カーブキッチンバサミ

貝印 カーブキッチンバサミ DH2054(約1,300円)は、刃先がカーブしているため、お皿の上で食材を直接カットできます。うどん・野菜・肉を赤ちゃんサイズに切るとき、まな板を出す手間が省けます。分解して洗えるので衛生面も安心です。ステンレス製で食洗機にも対応しています。

おかゆカップ|ピジョン 炊飯器用おかゆポット

ピジョン 炊飯器用おかゆポット(約880円)は、大人のごはんと同時におかゆが炊ける便利アイテムです。炊飯器の中央に置くだけで、軟飯〜おかゆまで水加減で調整できます。取り分け離乳食の「主食」をこれ1つでまかなえるため、コスパの良い投資といえます。

冷凍ストックで平日をもっとラクに

取り分けた離乳食は、その日に使わない分を冷凍保存しておくと平日の調理時間を大幅に削減できます。

冷凍保存のルールと期間

離乳食の冷凍保存は1週間以内に使い切るのが基本です。保存容器やフリーザーバッグに調理日を書いたマスキングテープを貼り、古いものから使う習慣をつけましょう。再冷凍は品質が落ちるうえ衛生面でもリスクがあるため避けてください。

冷凍に向いている食材と向かない食材があります。

分類 冷凍OK 冷凍NG・注意
炭水化物 軟飯・うどん・パンがゆ じゃがいも(食感がボソボソに)
たんぱく質 鶏ひき肉・白身魚・豆腐(水切り後) ゆで卵(白身がゴムのように)
野菜 にんじん・ほうれん草・ブロッコリー・かぼちゃ レタス・きゅうり・トマト(生のまま)
スープ だし汁・野菜スープ 牛乳ベースのスープ(分離しやすい)

週末にまとめて取り分け調理し、小分け容器で冷凍しておくと、平日は電子レンジで解凍するだけで1食分が完成します。実際に週末2時間のまとめ調理で平日5日分をストックしている方も少なくありません。

よくある質問

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Q. 取り分け離乳食は何ヶ月から始められますか?

A. 一般的には離乳食中期(7〜8ヶ月)から可能ですが、食材の柔らかさや大きさの調整がしやすい後期(9〜11ヶ月)からが始めやすいです。赤ちゃんの歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)を目安にしてください。

Q. 大人用の鍋料理からも取り分けできますか?

A. はい、鍋料理は取り分けに最適です。たですし、キムチ鍋やカレー鍋など刺激の強いスープは避け、昆布だしや鶏がらスープベースを選びましょう。具材を入れた直後、スープの味が薄い段階で取り分けるのがポイントです。

Q. アレルギーが心配な食材はどう取り分ければよいですか?

A. 卵・小麦・乳・えび・かになどの特定原材料は、初めて与える際は取り分けではなく単品で少量から試してください。アレルギー反応がないことを確認してから、取り分けメニューに組み込むのが安全です。かかりつけの小児科医に相談しながら進めることをおすすめします。

Q. 冷凍した離乳食の解凍方法は?

A. 電子レンジ解凍が最も手軽です。600Wで30秒ずつ加熱し、途中でかき混ぜながら中心までしっかり温めてください。自然解凍は細菌が繁殖しやすいため避けましょう。解凍後は必ずその日のうちに食べきってください。

Q. 取り分け離乳食で栄養は足りますか?

A. 炭水化物・たんぱく質・ビタミンミネラルの3グループを毎食揃えれば、基本的な栄養は十分に摂れます。ただし鉄分は不足しやすいため、レバー・赤身肉・小松菜・納豆を意識的に取り入れましょう。心配な場合はフォローアップミルクを併用する方法もあります。

Q. ベビーフードと取り分け離乳食は併用してもよいですか?

A. もちろん併用して問題ありません。外出時や体調がすぐれないときはベビーフードに頼り、余裕のある日は取り分けで手作りするなど、無理なく使い分けるのがおすすめです。キユーピーやピジョンなどメーカー各社の後期向け商品は1食あたり約150〜300円程度で購入できます。

離乳食後期の取り分けを楽しむために

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取り分け離乳食の最大のメリットは、大人と赤ちゃんが同じ食卓で同じメニューを共有できることです。「今日のごはん、おいしいね」と声をかけながら一緒に食べる時間は、赤ちゃんの食への興味を育てる大切なきっかけになります。

まずは今晩の味噌汁から、味噌を入れる前に赤ちゃんの分を取り分けてみてください。特別な準備は何も必要ありません。この記事で紹介したレシピ10選のうち、作りやすいものから1品ずつ試してみるだけで、毎日の離乳食作りがぐっとラクになるはずです。便利グッズを1つ取り入れるだけでも、調理時間は確実に短くなります。ブラウン マルチクイック5やリッチェルのフリージング容器など、まずは1,000円以下のアイテムから始めてみるのがおすすめです。