9月も後半に入ると、保育園の送り迎えで「七五三、もう予約した?」という会話が急に増えます。まだ何も決めていない状態で11月が近づいてくると、衣装・写真・神社・食事会・当日の持ち物と、決めることの多さに焦ってしまう方も少なくありません。
実は、七五三の準備は「いつから始めるか」よりも「どの順番で決めるか」で負担が大きく変わります。2026年は11月15日が日曜日にあたり、その週末と11月21日〜23日の3連休に参拝が集中すると見込まれています。ここでは、これから動き出す家庭向けに、逆算スケジュールと当日までに準備するものを時系列で整理しました。
- 七五三の準備はいつから始めるのが現実的か(今から間に合うかの判断基準)
- 11月参拝から逆算した2026年版の準備スケジュール
- 準備するもののチェックリスト(書類・お金・衣装小物・子どものケア用品)
- 前日と当日朝にやること、よくある失敗談
衣装レンタルの費用相場や写真スタジオの比較は七五三2026完全ガイドで詳しくまとめているので、ここでは「段取り」と「準備するもの」に絞ってお伝えします。
七五三の準備はいつから?目安は参拝の3〜6か月前
写真スタジオや着物レンタル店の案内を見比べると、準備開始の目安はおおむね参拝の3〜6か月前に集中しています。11月に参拝するなら5月〜8月がスタートラインという計算です。とくに前撮りの予約は5〜7月、秋撮影の予約は6〜8月がピークと言われています。
では9月下旬の今から始めるのは遅いのかというと、そうとは限りません。9〜11月は「直前予約ゾーン」と呼ばれ、衣装や撮影枠の選択肢は減りますが、次の3つを押さえれば11月参拝は十分に間に合います。
- 参拝日を先に決める:11月14日・15日と21〜23日は混雑の山。平日や11月下旬の平日を選ぶだけで予約の取りやすさが大きく変わります
- 写真は「後撮り」も選択肢に入れる:12〜2月の後撮りは料金が下がり、予約も取りやすい時期です
- 衣装は「当日だけ」レンタルで考える:前撮りと参拝で2回着る前提を外すと、在庫の中から選びやすくなります
年齢別に準備の重さは違います
| 対象 | 主な衣装 | 準備で手間がかかる点 | 開始目安 |
|---|---|---|---|
| 3歳(男女) | 被布(ひふ)+着物 | 本人が着物を嫌がる・途中で眠くなる | 参拝の3か月前 |
| 5歳(男の子) | 羽織袴 | 袴のサイズ合わせ・草履で歩く練習 | 参拝の3〜4か月前 |
| 7歳(女の子) | 四つ身の着物+帯 | 着付け・ヘアセットの予約枠 | 参拝の4〜6か月前 |
7歳の女の子は帯を結ぶ本格的な着付けとヘアセットが必要になるため、美容院の予約が最初に埋まります。3歳の場合は被布を上から羽織るだけなので着付けの手間は軽く、そのぶん子どもの機嫌と体力に合わせた段取りが大切です。
2026年版 七五三の逆算準備スケジュール

ここからは、2026年11月の参拝を想定した逆算スケジュールです。すでに過ぎた項目がある場合は、残っている項目を上から順に片付けていけば問題ありません。
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 6か月前(5月) | 参拝する年を決める(数え年か満年齢か)・家族の予定確認 | 兄弟姉妹で同時に祝うかもここで決めます |
| 4〜5か月前(6〜7月) | 写真スタジオ・衣装レンタル予約 | 早撮りキャンペーンが多い時期です |
| 3か月前(8月) | 参拝する神社を決める・ご祈祷の受付方法を確認 | 予約制か当日受付かは神社ごとに異なります |
| 2か月前(9月) | 食事会の店を予約・祖父母への連絡 | 個室は早めに埋まります |
| 1か月前(10月) | 親の服装・足袋や髪飾りなど小物をそろえる | 子どもに足袋と草履を試させておきます |
| 2週間前 | 初穂料の準備(新札・のし袋)・持ち物の買い足し | 新札は銀行窓口やATMで両替します |
| 前日 | 衣装の最終確認・荷物をまとめる・早寝 | 当日の移動ルートと駐車場も確認します |
今から始める家庭の「最短2週間ルート」
9月下旬〜10月に動き出す場合は、順番を少し入れ替えるのが現実的です。まず参拝日と神社を決め、次に衣装(レンタルなら当日着付け付きプラン)を押さえ、写真は参拝当日の出張撮影か12月以降の後撮りに回します。食事会は自宅でお寿司を取る、個室のある和食店を平日昼に予約するなど、候補を2つ持っておけば慌てることはないでしょう。
明治神宮や日枝神社のように七五三のご祈祷が予約不要・当日受付の神社もありますが、地域の神社では予約制のところも増えています。「〇〇神社 七五三 予約」で検索するか、電話で確認しておくと安心です。
2026年の混雑日と狙い目
2026年は11月15日が日曜日のため、14日(土)・15日(日)に参拝が集中すると見込まれます。さらに21日(土)〜23日(月・勤労感謝の日)は3連休です。混雑を避けるなら、10月の平日か11月下旬の平日が狙い目と言われています。六曜(大安・友引など)を気にする家庭は、カレンダーで候補日の六曜を確認してから祖父母に相談すると話がスムーズに進むでしょう。
七五三で準備するものチェックリスト

準備するものは「お金・書類」「衣装まわり」「子どものケア用品」の3つに分けると、抜け漏れが見つけやすくなります。
お金・書類まわり
- 初穂料:子ども1人あたり5,000〜10,000円が相場です。兄弟でご祈祷を受ける場合は人数分が必要になります
- のし袋:紅白の蝶結びの水引が正式です。表書きは「御初穂料」または「御玉串料」、下段に子どもの名前を書きます
- 新札:お祝いごとなので新札を用意するのが一般的です
- 予約確認メール・受付票:写真スタジオや着付けの予約画面をスクリーンショットしておきます
衣装まわりの小物
| 小物 | 3歳 | 5歳男の子 | 7歳女の子 |
|---|---|---|---|
| 足袋 | 必要 | 必要 | 必要 |
| 草履・雪駄 | 必要(履き替え用の靴も) | 必要 | 必要 |
| 髪飾り | 女の子は必要 | 不要 | 必要 |
| 巾着・筥迫(はこせこ) | 任意 | 不要 | レンタルに含まれることが多い |
| 扇子・懐剣など | 不要 | 扇子(白扇) | レンタルに含まれることが多い |
レンタルプランでは「足袋は購入」「肌着は持参」という条件がついていることがよくあります。予約時の案内メールを見返して、含まれるもの・持参するものを紙に書き出しておくと当日の忘れ物を防げるでしょう。レンタル店によっては持参品の一覧表を送ってくれるところもあり、実際に届いた一覧と手元の品を突き合わせると確実です。
注意点として、購入した足袋や髪飾りは届いたらすぐに試着させ、使い終わったら湿気の少ない場所で保管しておきましょう。弟や妹の七五三で再び使えるうえ、髪飾りは入学式や発表会でも活躍します。
子どものケア用品
- 着物を汚さないための大判のガーゼハンカチやスタイ
- 袖を汚さずに飲めるストロー付きの飲み物
- 口のまわりが汚れにくい一口サイズのおやつ
- 草履の鼻緒ずれに備える絆創膏
- 3歳はとくに、途中で履き替えるスニーカーと抱っこ紐
前日と当日朝にやること

七五三当日は、着付け・ヘアセット・移動・ご祈祷・撮影・食事会と、子どもにとって長い一日です。前日と当日朝の段取りを決めておくと、親の気持ちにも余裕が生まれます。
前日の夜にやること
- 衣装一式・小物をひとつのバッグにまとめる(足袋は左右をクリップで留めておく)
- 初穂料をのし袋に入れて、ふくさで包む
- カメラやスマホの充電、ストレージの空き容量を確認する
- 子どもは普段より30分早く寝かせる
当日朝のタイムスケジュール例(10時ご祈祷の場合)
| 時刻 | やること |
|---|---|
| 6:30 | 起床・軽めの朝食(前開きの服で過ごします) |
| 7:30 | 美容院でヘアセット・着付け(7歳は約60〜90分、3歳は約30分) |
| 9:15 | 神社へ移動。駐車場が混む日は近隣のコインパーキングも候補にします |
| 9:40 | 受付・初穂料の納付 |
| 10:00 | ご祈祷(20〜30分程度が一般的です) |
| 10:40 | 境内で記念撮影・千歳飴の受け取り |
| 12:00 | 食事会(着物のままならエプロン代わりのタオルを用意します) |
実際に七五三を終えた家庭の声を見ると、「朝ごはんで着物を汚さないか心配だった」という感想がとても多く見られます。朝食に前開きの服を着せておくのは地味ですが効果的な工夫です。頭からかぶる服だとせっかくのヘアセットが崩れてしまうため、着付けの直前に脱ぎ着しやすい服を選んでおきます。
よくある失敗談と対策
- 草履で歩けず境内で大泣き:1週間前から室内で10分ほど草履を履く練習をしておくと、足が慣れて嫌がりにくくなります
- ご祈祷中にお腹が空いてぐずる:受付前に一口サイズのおやつを食べさせておきます
- 初穂料を旧札で用意してしまった:銀行の両替機は土日に使えないこともあるため、平日のうちに準備します
- 親の服装が決まらない:子どもより格上にならない服装が基本です。母親はセレモニースーツやワンピース、父親はダークスーツが無難です
当日を楽にする七五三の準備グッズ
準備するもののなかでも「買っておくと当日が楽になる」グッズを、メーカーごとの違いや価格帯とあわせて一覧にしました。レンタルに含まれない場合が多いものを中心に選びました。
キッズ足袋ソックス
伸縮性のある子供用足袋ソックスは、こはぜ(留め具)付きの足袋より脱ぎ履きが簡単で、3歳の子どもでも嫌がりにくいのが利点です。価格は500〜1,500円前後で、サイズは靴のサイズと同じか0.5cm小さめを選ぶとずれにくくなります。
キッズ足袋ソックス ドット&つま先ネコねこ柄 足袋ソックス 13-18cm 19-24cm クルー丈靴下 保育園 幼稚園 草履指定 下駄指定対応 七五三など和装にも合う靴下(26G)
399円 (税込)
つまみ細工の髪飾り
3歳・7歳の女の子の髪型を華やかにするつまみ細工の髪飾りは、2,000〜6,000円程度が中心の価格帯です。髪の量が少ない3歳はクリップ式、アップスタイルにする7歳はUピン式を選ぶと固定しやすくなります。
【髪飾り 成人式 卒業式】振袖 髪飾り つまみ細工の髪飾り「ラベンダー 蝶とお花のつまみ飾り」お花 髪飾り コーム髪飾り フラワー コーム つまみ細工 蝶 花 青 ブルー 振袖 卒業式 袴 髪飾り【メール便不可】
3,929円 (税込)
草履かかとクッション
草履のかかとに貼るかかとクッションや鼻緒の当たりをやわらげる鼻緒クッションは数百円で手に入り、足の痛みを軽くしてくれます。レンタル品に貼る場合は、はがせるタイプを選ぶのが無難でしょう。
ふくさの色選びの注意点
初穂料ののし袋を包むふくさは、慶事用の赤・オレンジ系か、慶弔両用の紫を選びましょう。1,000〜3,000円程度で、結婚式のご祝儀にも使えるので一つ持っておくと便利です。
子供和装肌着スリップ
レンタルで「肌着は持参」と指定されることが多いのが子供和装肌着スリップです。上下一体型なら着付けの時間が短くなり、襟元から洋服の肌着がのぞく心配もありません。1,500〜3,000円程度で、身長表記で選びます。
七五三の準備に関するよくある質問
Q. 七五三の準備は何か月前から始めれば間に合いますか?
A. 目安は参拝の3〜6か月前ですが、参拝日を平日や11月下旬にずらし、写真を後撮りにするなら1か月前からでも間に合います。優先順位は「参拝日→衣装→写真→食事会」の順です。
Q. 2026年の七五三はいつお参りすればよいですか?
A. 本来の日付は11月15日で、2026年は日曜日にあたります。ただし最近は10月〜11月の都合のよい日に参拝する家庭が多く、混雑を避けるなら10月の平日や11月下旬の平日がおすすめです。
Q. 初穂料はいくら包めばよいですか?
A. 子ども1人あたり5,000〜10,000円が相場です。金額が決まっている神社も多いので、公式サイトや電話で事前に確認しておきましょう。
Q. 七五三で準備するもので忘れやすいものは何ですか?
A. 足袋、新札の初穂料、履き替え用の靴の3つが忘れやすい代表です。レンタル衣装の場合は、肌着や足袋が「持参」になっていないか予約内容を確認します。
Q. 兄弟姉妹で一緒に七五三をしてもよいですか?
A. 問題ありません。3歳と5歳、3歳と7歳を同じ年にまとめる家庭も多く、写真撮影や食事会を1回で済ませられるのが利点でしょう。初穂料は人数分が必要です。
Q. 当日、子どもが着物を嫌がったらどうすればよいですか?
A. ご祈祷と記念撮影の間だけ着物を着て、移動や食事会は洋服に着替える方法があります。3歳の場合は被布だけでも十分に七五三らしい雰囲気が出るでしょう。
段取りを決めて七五三の一日を楽しもう
七五三の準備は、参拝日を決めるところから始まります。2026年は11月14日・15日と21〜23日の3連休が混雑しやすいため、まだ日程が決まっていない家庭は平日参拝も含めて候補を2〜3日に絞ってみてください。
日程が決まれば、衣装・写真・神社・食事会の順に予約を入れ、2週間前には初穂料と足袋・髪飾りなどの小物をそろえます。準備するものを早めに手元に置いておくだけで、当日は子どもの晴れ姿を落ち着いて見守れるはずです。今日のうちにカレンダーを開いて、家族の予定を確認するところから始めましょう。
